烏山小「避難所体験&防災フェス」に参加しました!

小雨のなか、烏山小学校避難所体験&防災フェスが5月14日(日)烏山小学校で開催されました。一般の参加者は210人、運営スタッフは80人(上祖師谷中学校のボランティア33人含む)でした。

当日は、前半がスタッフによる避難所の開設訓練、後半は一般参加者が参加しての滞在スペース体験、防災倉庫見学、マンホールトイレ体験、防災用品の展示紹介などのブースをめぐるスタンプラリーなどがあるフェスでした。あいにく開始時に小雨が降り始めましたが、烏山小学校の児童・保護者の他、通りがかった人たちや近隣の外国人材研修施設(アジア人材センター)の技能実習生が多数来場し、避難所の様子を関心深く見て回っていました。参加者の方々には、災害への理解や日ごろからの備えの大切さなどの認識を深めてもらえるよい機会になりました。

新型コロナ感染症の位置づけが2類から5類に移行したことにより、受け入れ態勢も若干緩やかに変更されました。

開設準備は、校舎内の安全確認が取れているというところからのスタートでした。4月の避難所運営委員会でも確認してありましたが、昨年とメンバーが入れ替わったり、以前からのメンバーも一つ一つ記憶をたどりながらだったので、戸惑うことも多く、やはりそれなりに時間がかかり、日ごろからの繰り返しの訓練や見直しが必要だと感じました。続くフェスでは、昨年の反省を踏まえて、来場者を数人ずつまとめて避難者カード記載台に案内し、説明をしたのちに記入したカードをもって避難所の受付に案内するという流れがスムーズに行えました。

反省会では、様々な避難者に対応した受付から滞在スペースへの実際の動きができなかった、組み立てや操作をしていない資機材もあったなど、今後の課題を共有しました。また、避難所運営スタッフが災害時に来て、それぞれの受け持ちの作業ができるわけではないので、いかに避難所に集まった人たちで避難所を運営していくかという個々の意識を深めることの大切さも感じました。

烏山小学校PTAやFATHERS烏山、上祖師谷中ボランティアの協力などがあり、その行動力やパワーなどを日ごろから連携することにより、これからますます地域で生かしてほしいと思いました。

(体験レポート:岩田泰子)

烏山小学校訓練用チラシデータ