烏山小避難所体験&防災フェスに行ってみた!
コロナ禍で中止になっていた一般参加者を含めての避難所運営訓練が5月8日(日)烏山小学校で開催されました。一般の参加者は約300人、スタッフは70人(上祖師谷中学校のボランティア含む)でした。
当日は、前半がスタッフによる避難所の開設、後半が一般参加者が参加しての滞在スペース体験、煙中避難体験、起震車による地震体験、防災倉庫見学、マンホールトイレ体験などのブースをめぐるスタンプラリーなどがあるフェスで、学校や近隣への効果的な広報もあり、多くの参加者が楽しみながら体験することで、災害への理解や日ごろからの備えの大切さなどの認識を深めることができたようでした。
【マンホールトイレの組み立て、設置】
避難所運営マニュアルには、コロナ禍を受け、最初に検温、体調不良者や感染者は体調不良者用の受付に移動などの項目が追加されていました。この受付には来校者と受付を隔てるビニールシートも用意されていました。今回校舎内は使用しませんでしたが、避難所の校舎配置図には、濃厚接触者スペース、体調不良者スペース、自宅療養者スペースなどがそれぞれ配置されていました。
【体育館内の避難スペースの区割り】
準備は、校舎内の安全確認が取れているというところからのスタートだったので短時間でスムーズに行えました。続くフェスには、開始前から列ができ、どっと入場してきたので、スタッフの対応が間に合わず、ブースの説明も十分にできないところもありました。
【区の起震車“なまず号”】
反省では、備品の不足やマニュアルの見直しなどがあげられ、今後の課題を共有しました。また、避難所運営委員の中には地域で割り当てられて参加しているので、実際に自分が避難する場所は違うのでここには来られない、というような方もいて、いかに避難所に集まった人たちで避難所を運営していくかという個々の意識を深めることの大切さも感じました。
烏山小学校のPTAやおやじの会、中学生ボランティアの参加があり、その行動力やパワーなどを、これからますます地域で生かしてほしいと思いました。
(体験レポート:NPO法人フード・風土 岩田泰子)